冬向の節電 暖房器具 省エネグッズの節電効果と電気代2


前記事の続きで暖房器具の電気代と消費電力についてです。

エアコンの消費電力については検証できたでしょうか?


500wのこたつの平均電気代が3~4円程度と言われていますので、一人暮らしでもヒーター類は節電とは程遠い消費電力と言えるのではと思います。

これはCO2排出量で見ても倍以上の数値です。


冬に向けてTVなどでも石油ストーブでの節電が取り上げられることもありますが、燃料費やCO2ベースでの省エネエコの観点から見るとそうでもありません。

ちなみに石油ストーブと電気ヒーター類を比較した場合ですが、電気代22円kwh、灯油1斗18Lが1500円仮定とすると燃料費とCO2排出量は平均値でほぼ同じぐらいです。

もちろん石油ストーブは発生する熱で湯を沸かしたり調理に使ったり、暖房以外に利用方法がある物なので、災害時や停電時には活用方法が増える点を考慮に入れるべきでしょうね。

部屋のスペースや新たに買うというコストの面で融通が利くのであれば有力な選択肢の一つとなるでしょう。


冬向けの暖房器具、節電に話を戻しましょう。


個人であったり、家庭でダイニングに使ったりなど状況や環境で選択肢は変わりますが、電気代から見るとヒーター類は電気代も高く、大きなスペースを暖めるには無駄も出ると言えるかもしれません。

ダイニングでも個別にあんかや電気膝掛けを使用するなどすると、2畳以上の電気毛布や2人以上が温まるヒーター類を使用するより省エネになるように思われます。


東日本大震災があり、夏場の節電が大口需要中心に制限つきで注目されましたが、家庭での節電、省エネエコに関しては、冬こそ必要があります。

何故冬かというと、家庭に当たり前に付けられているエアコンは、冷房より暖房のほうが遥かに消費電力が多いからです。
こまかい数値やエアコンのシステムについては又後日取り上げようと思いますが、冷房1に対して暖房は1.6~2以上の電力消費、つまりは電気代が高いと言われています。


冬に向けての節電省エネについて、お互い益々がんばって情報収集しましょう。