11月始めに経済産業省で行われたエネルギー・環境会議/電力需給に関する検討会合において取りまとめられた「今冬の電力需給対策について」



今冬に向けての電力需給対策は、家庭向け事業向けがそれぞれ別々にPDFでまとめられて公表されています。

家庭の節電については、関西電力管内では12月19日より、平日の9時から21時に10%以上の節電九州電力管内では同日より平日8時から21時に5%以上の節電目標を設定しています。

その他電力会社の管内では数値目標無しの節電を呼びかける形となっています。


数値目標有の節電が行われる時間帯は、冬季平日の家庭内で特に電力需要が大きくなる時間帯で、企業の電力需要が下がりきらない時間帯でもあり、総電力需要が最も高くなる時間帯です。


その中で家庭の消費電力を特に上げている電化製品3種類で総消費電力の半分ほどになります。
その電気製品はまずエアコン・照明・冷蔵庫で、石油ストーブを使用している家庭では次にテレビとなっています。

特にエアコンは単体で家庭の総消費電力の30%を占めている事は、当ブログを閲覧されている方など、既に多くの方がご存知になっていることだと思います。

これは逆に、エアコンの消費電力を抑えることができれば、家庭の消費電力、又関西九州電力管内にお住まいの方が目標とされている節電数値をシンプルでストレスも抑えてクリアしやすいという事になるのではないでしょうか。


ただ注意したいのは、エアコンの代わりにハロゲンヒーターや電気カーペットなどの電気製品を使用する場合、逆に総消費電力を増やす場合もあるので、それぞれの暖房器具に示されている消費電力から換算しましょう。

消費電力あたりの電気代を計算してくれるサイトもあり、わかりやすいので一度ググッてみてはいかがでしょうか。


経済産業省の家庭向けPDF「今冬の電力需給対策について」には冬場に家庭で節電するための基本的で具体的な対策がパーセンテージ付きで紹介もされています。

冬に向けての節電対策を気にしている家庭の主婦や、女性の方からすればあまりに基本的な方法なのですが、取りこぼしのない様に振り返りチェックするのも良いのではと思います。



最後に、
夏場もありましたが健康や命の安全を脅かすような節電をする必要はありません。
知識とノウハウを持っている人が率先して節電しましょう。

冬場は暖房器具による一酸化炭素中毒などのリスクがありますので、換気を心がけましょうね。

*頭がボーっとしたりだるくなったり、又石油ストーブなどつけっ放しで就寝することのないように気をつけ、特にお年寄りや子供たちに気を配りたいですね。