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節電アイディア1蛍光灯by節電アクションに+α


家庭でも事業所などでもよくある節電の一つに、蛍光灯を数本外すというのがあります。
照度は落ちますが、実際消費電力量がどの程度減るのでしょうか?

節電アクションだけにかかわらず、節電について各種メディアが取り上げるようになった当初、テレビでも芸能人やコメンテーターといわれる人など「蛍光灯を減らして傘の内側にアルミ箔をつける事で照度を維持して節電できる」と。

実際問題、アルミ箔については節電に効果がないどころか、ほとんどの場合より照度を下げる場合が多い事は今や定説となっています。

素人考えで言えばまずひとつ。
効果があるならこれ純正仕様になっているのでは?事ですよね。もちろん懐中電灯などのようにパラボラの特性を生かして指向性のある光を生むにはいいのでしょうが、家庭で皺の入ってしまったアルミ箔を傘の内側に付けた場合、光が拡散してしまうという事でしょうね。

蛍光灯を外した場合の照度については距離が近い分にはさほど影響がないようですが、家庭で本を読んだり学習する場合はあまりお勧めできません。

なぜなら事業所であれば採光と照明には労働衛生基準というものがあり制限されており、作業によって暗くしすぎては駄目な基準があり、つまり家庭でいえば子供たちの環境にも良くないという事です。

家族の健康状態は節電と天秤にかけられる事ではないので、蛍光灯に関するアイディアでの節電は別のアイディアもしくは節電グッズを選んだほうが良いでしょう。

蛍光灯を外すアイディアには、もう一つ欠点があります。それは蛍光灯の消費電力は外す事で必ずしも下がらないという事です。
蛍光灯には安定器というものが必ず付いており、蛍光灯を外す事で電圧は下がるのですが電流とのバランスを調整する安定器の機能により電流量が上がる場合があるのです。
照明の消費電力は電流と電圧の積が反映されるものなので、節電しているはずなのに実際の消費電力は下がらないという事がありえるのです。

これは各家庭の環境により様々な数値が出ると思うので、電力消費量をテストしてみる必要があるでしょうね。

あと、蛍光灯を外さないでスイッチで調整する分には安定器は関係しないのであしからず。